電話の受け答えに関するマナー

電話スキルは社会人になってからも必要

近頃の20代やそれ以下の人は、電話をかけることに対して強い苦手意識を持っていることが多いようです。
というのも現在20代くらいの人になると生まれたときから携帯電話が家にあり、友人同士の連絡にも当たり前に携帯を使用していたという人が多数になるからです。

家電は一応あるにはあってもそれを使って他所の家に電話をかけるという機会がほとんど全くなく、そのため電話口に直接目的とする相手がでない電話をするという経験が不足しています。

しかしながら就職活動においてはまず電話連絡として企業の採用窓口受付に電話をかけ、そこから担当の人に代わってもらいそこで要件を伝えるという一連の流れをこなさないといけません。

初めて経験する電話応対は大変に緊張をしてしまうため、想定していたような敬語をうまく使えなかったり、相手に対して要領を得ない言動をしてしまったりすることがよくあります。
電話応対は社会人になってからの必須スキルになってくるため、就職活動における電話応対もその練習の一つと思い積極的に苦手意識の払拭に努めていってもらいたいです。

電話をかけるときのマナー

こちらから電話をかける場合にはまず時間帯に注意をする必要があります。
携帯電話同士の通話では夜中でも早朝でもかまわずかけてしまうことがあるものですが、会社宛ての電話ではできるだけ業務の邪魔にならない午後2時~6時くらいの間を選んでかけるようにします。

企業にもよりますが一般企業では午前中は何かと仕事が立て込むことが多く、お昼休みも休息時間中なのでかけてあまり喜ばれません。

電話をかけたときに最初に通話をしてくれるのは受付のオペレーターさんではないかと思いますので、そこで自分が誰でどういった要件でかけたのかということを伝え、担当の方に代わってもらうようにお願いします。

担当者が多忙でどうしても電話がつながらないということもあるかと思いますので、そうしたときにはしつこく何度もかけるよりも、電話をしたことを断った上でメールで連絡をするという方法もあります。

電話を受けるときのマナー

友人や家族相手の携帯電話ではあまり必要のないことですが、企業からかかってきた電話を取るときには仮に個人の携帯電話宛でも「はい、○○(名前)です」というふうに最初に名前で出ることが必要になります。

面接を受けた企業の番号はできるだけアドレス登録をしておくようにし、友人や家族からかかってきた電話とは異なるしっかりした対応をしていきましょう。

もし事情があってすぐに出ることができなかった場合にはできるだけすみやかに折り返しし、出られなかったことを一言謝ってから要件を聞くようにしましょう。