人事が見ているポイントは?

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人事を知ることは一歩先を行くことになる

就職活動ということを考えたとき、人事がどこを見て判断し、結論を下しているのかを知ることが重要です。
敵を知り己を知れば、百戦危うからずといいますが、相手を知ることができれば、どう戦っていくのか一歩先に行けるでしょう。

人事が見るところは、大きく分ければ二つ。
外観の適正と内面の適正です。
誰でもわかりそうなことですが、とても重要なことになるのです。

外観の適正は第一印象とマナーが重要

外観の適正ということを考えると、第一印象ということに行き着きます。
人間は、コミュニケーションをとる前に、外観で8割を決定づけるともいわれているのです。
つまり、入ってきたときの格好や印象付けを失敗すれば、取り返すことは不可能に近いということを表しているといえるでしょう。

髪の乱れやスーツの乱れ、靴が汚れていたり、なんだか暗い印象を与えたりするような姿勢はマイナスにしかなりません。
不快に思うことも厳禁です。

自分が大好きなコロンも人によってはただの悪臭でしかありません。
口臭も含め臭いには気を付けておかなければいけないでしょう。

こういったことは全てマナーに通じます。
相手が深いと思うような行動は、マイナスに転じていきますし、好印象を受ければプラスになるでしょう。
簡単なことではありますが、自分を客観視することが重要となるのです。

ノックの回数や扉を開ける動きといった細かな部分も見てはいますが、それ以上に大きな枠組みとして外観の適正は探られています。

面接は家を出た瞬間から

勘違いする人もいますが、面接は会社に入る前から始まっています。
もしも、電車で訪れるとして、駅前にその会社の人がいたらどうでしょう。

それが人事の人間ではないといえる人はいないはずです。
その時に嫌な印象を覚えたのであれば、面接は始まる前からおしまいです。

車で訪れた場合には、置き方から車の中までチェックの対象となります。
上の階から車をチェックしている例は山ほどあり、車が整理できていなければ普段もそうなのだと判断することができるのです。
家から出た瞬間から、人事の目が光っていると思いましょう。

内面に対する評価は適正を探る

外観とともに重要となってくるのが、内面に対する評価です。
見た目だけでは判断することができない、意識や適性を見ていきます。
様々な方向から判断するもので、業務内容に合わせて適性を探っているのです。

営業には営業の適性が存在します。
ですが、その適正が経理に当てはまるかといえば、これは別です。
志望動機も含め、適性を探っていくことで、ミスマッチを減らすのは人事の大事な仕事なのです。

会社にとってマイナスになる人材は、人事は選ぶことができません。
よりプラスになる人材を欲しているからこそ、面接試験があるのです。

必要となる能力として、表現力や業務に取り組む意識レベル、協調性も出てくるでしょう。
マナーを守り、自分の能力をアピールしていくことが大切になってくるのです。