自己PRのダメな例

就職活動を行うに辺り、エントリーシートや履歴書の作成は基本中の基本です。
ここでどれだけ自分の事をアピールする事が出来るかは、その後の就職活動を大きく左右すると言っても決して過言ではありません。
エントリシートや履歴書の作り方によって、就職活動がすぐに終わる人もいれば、面接までなかなか進めないと嘆く人とに分かれる事になるのですが、それらには学生の個性が詰まっていますので雇う側にとっては頼りになる情報なのです。

特に自己PRです。
出身校や取得資格は事実の羅列のみです。
ですが自己PRは自由な形式になりますので個性が出る部分です。

ここをどのように作成するかによって就職活動そのものを左右すると言っても決して過言ではないのですが、控えるべき自己PRがあります。
まずはとにかく頑張ったという点のみをアピールするような自己PRです。
確かに頑張った事は素晴らしい事ではあるのですが、社会で求められるのは頑張ったというプロセスではなく、どのような事を得られたのかという結果です。

目的です

頑張る事が目的なのではなく、結果をどのように導くのか。そのための方法の一つが頑張る事であれば頑張れば良いのであって、頑張る事が目的ではありません。
つまり、企業相手に頑張ったというアピールをしても説得力がないのです。
頑張った事で何を得たのか。

そこまで明記しなければ自己PRとは言えません。
自己PRは自分自身がどのような人間なのかをアピールする事が出来るとても貴重な欄ですが、書き方次第ではマイナスになってしまうのです。
頑張った部分のみで、具体的にどのような事を得たのか。

自分自身の中で何かが変わったのか。
そこまで応えなければなりません。例えば学生時代部活動に頑張った。
これはとても素晴らしい事ではありますが、それでは自己PRになりません。
頑張ってどのような成績を残したのか。心理的に何を得たのか。

考え方です

そこから自分がどのような考え方を持つようになったのかといったように、頑張った事で得た事をもアピールしなければならないのです。
頑張っただけでは、企業には何らアピールにはなりません。
むしろ自己PRという意味を分かっていない人間だと思われるだけなのです。

誤字脱字が多いのも同様です。
せっかくの自己PRの場なのに誤字や脱字が多いと、結局自分が書いた物を見直していない事が露呈していまいますので、入社してもらったとしても最終確認を出来ない人間でいつかきっと大きなミスをするだろうと思われてしまうだけです。
このように、自己PRは上手く活用しなければ自分の欠点を見抜かれて終わってしまうだけのものになりますので、しっかりと「PR」出来るよう心掛けるべきです。