主な適性検査

就職活動で多くの人が緊張するのは面接、そして筆記試験です。
履歴書を作るだけであればそこまで緊張するような事はありません。
自分のペースで作れば良いのですし、誰かに見られながら作業するものでもありません。

何度でもやり直しが効くのですから落ち着いて自分が納得の出来るものになるよう作成すれば良いのです。
ですが面接と筆記試験はそうはいきません。
相手もある事ですし、「取り消して下さい」「やり直して下さい」という訳にはいかないのです。

仕方ない部分ではあります

まさに一発勝負ですから緊張するのも無理のない話ではあるのですが筆記試験として用いられる適性検査は実は様々な種類があるのです。
一般的にはSPIが一番有名なのではないでしょうか。
SPIは基礎能力適性検査と性格適正検査の二つで構成されており、SPIを受ける事で仕事に対してどのような意識を持っているのかだけではなく、どのような人間なのかを学力と性格の両方を通して知る事が出来るのです。

難易度としては決して高い訳ではなく、レベルとしては中学生から高校一年生レベルとも言われているのですが、独特の言い回しとなっているため、初めて目にすると一体何を言わんとしているのか分からず、頓珍漢な答えを導いてしまうケースもありますので、SPIは対策が必要だとする所以はその点にあります。
ですが適性検査はSPIだけではありません。
SPIは有名ではありますがあくまでも適性検査の一つであって、他にはCAB、GAB、IMAGES、C3、A8、I9、SCOAといったものがあるのです。

これらがどのようなものなのか軽く説明します。
CAB、GAB、IMAGESはテストを作成している会社が同じです。
日本SHLが作成しているもので、CABは暗算や図形問題が出されます。

それぞれの違い

GABは計数や言語といった能力適性問題が出題され、どちらも性格適正検査があります。そしてGABの簡易版がIMAGESになります。
C3、A8、I9はヒューマネージが作成している適性検査で、こちらは判断推理力検査やキャリアパーソナリティ適正検査が行われえちます。
SCOAはNOMA総研が作成している、言語や係数、論理、英語に常識といった基礎能力と性格適正検査によって出来ています。珍しい所では内田クレペリン検査も挙げられます。

これは心理テストになるのですが、雇う側としてな深層心理を見る事が出来るのでメリットは大きいです。
このように、適性検査はSPIだけではないのです。
適性検査対策をしなければと思うと多くの人がどうしてもSPIばかりを連想してしまうのですが、SPIと他の適性検査は別ものなのですから、どのような適性検査が行われるのかも調べておくべきです。