緊張しないために

就職活動の肝とも言うべき面接で緊張しないためにはどのような点を考えるべきなのかと言うと、面接はそもそもテストではありません。
合否ではなく、会社に合っているかどうかが試されているのです。

どれだけ優秀な人間であっても社風に合わなければ雇われる事はありません。
つまり、学校のテストのように優劣を競うものではないのです。
雇う側としては、同僚、あるいは部下になる人間を判断する場なのです。

つまり、面接は合格があるものではないのです。
そのように考えると緊張感も薄れるのではないでしょうか。
緊張する理由として「失敗しないように」「自分の事を喋れるように」といったように、どうしても「合格」を目指してしまうからなのです。

勘違いなんです

そのためには良い部分を見せなければならないからこそ、失敗が許されない。
その思いが高じて緊張してしまうのですが、そもそもそれ自体がナンセンスなのです。面接はとても大切なものですが、テストではありません。
合否を問うものではなく、あくまでも人間性を判断される場所です。

仮にその会社から不採用が出たからといって他でも必ず不採用になる訳ではありません。
あくまでも「その会社では不採用」なだけであって、他の会社全て不採用になると決まった訳ではありません。
ですから本来であればそこまで緊張するような事はないのです。

「合格しなければ」といった気持ちで自分を良く見せようとしてしまい、良く見せられるかどうかという不安が緊張に繋がるのですが、そもそも繰り返しになりますが就職活動は合否で判断されるのではなく、会社に合っているかどうかです。
ですから面接は自分がどのような人間なのかを判断される場所だと思って飾る事なく自分の思っている事を話せば良いだけなのです。
もちろん言葉遣いや礼節は守らなければなりません。

合否ではないんです

いくら合否で判断される物ではないと言っても決して友人と懇親会をしている訳ではありません。
ですが逆に言えばその程度しか気を使う必要はないのです。
これは就職活動全般にも言えるのですが、就職活動は社会人としての活動であって学生活動ではありません。

学校の次の進路という事で学生が活動しているので、学校行事のように思っている人もいるのですが、学校行事ではなく、あくまでも社会活動ですから学生生活の価値観とは異なるものなのです。
学生にはテストがありますから、自分を判断される場所はどうしても「合否」という考え方で捉えてしまいがちなのですが、社会活動は合否ではなく、合う合わないで問われる部分もあるのです。

自分が人を雇わなければならない時、どのような人間を雇いたいかを考えると実はこの問題は答えが見えてくるのです。
不採用でも劣っている訳ではないですから、不採用などなんら怖くはありません。
そう思ったら緊張する理由などないのです。