面接で名刺をもらったときの対処法

テレビを見ていて気になる「名刺の受け渡し方法」

テレビを見ていると、コントやドラマのワンシーンとしてビジネスマン設定の人が名刺を渡すというシーンが時々出てきます。
しかしそうした場面では本来ビジネスマンとしてはやってはいけないマナー違反をしているということがよくあります。

名刺の受け渡しというのは就職活動中から頻繁に行われることであり、その後採用をされたあとにはすぐにも必要となるスキルです。
最初からスマートに行うというのは難しいとは思いますが、最低限守ってもらいたいマナーは踏まえてから就職活動に望んでもらいたいところです。

名刺の受け渡しをするときにまず知っておいてもらいたいのが、「必ず両手で渡す・受け取る」「相手の名前や会社のロゴを隠すようなところに指を置かない」「すぐに名刺はしまわず面談中は机の上に出しておく」「相手の前で名刺を追ったり書き込んだりしない」ということです。

これらはごく基本的なルールとなっており、就活生といえども最低限守るようにしておきたい動作です。
面接を開始する前に人事や採用担当者の方が名刺を渡されることはよくありますので、失礼のないようにしっかり名刺を取り扱っていくようにしましょう。

就職活動においては自分から名刺を出す必要はない

普段の仕事においては、お互いに名刺を出し合ってそこで交換をするというのはごく当たり前に行われます。
この名刺交換の順番やタイミングというのはなかなか慣れた営業マンでも迷うことがあるように、結構気を使う場面でもあります。

目上・目下どちらから先に出さなくてはいけないということはなく、先に先方から出されたらこちらも一緒に出して交換するというのが一般的です。
同時に出してしまいどちらが先に受け取ってよいか迷うような場面もあるのですが、その場合にはお互いに片手で同時に受け取り合うといったこともされます。

ただこうした高度な名刺交換のためのテクニックは基本的には就活生には関係ががありません。
自己紹介のために名刺を作成している人もいるかもしれませんが、就活の場面においては既に履歴書やエントリーシートで提出をしていますので改めてて名刺を出す必要はないのです。

転職活動としての就職活動はどうかということになりますが、この場合も基本的に名刺を出す必要はないとするのがビジネスマナーです。
というのも現在どこかの会社に勤務をしていて、その間を縫って転職活動をするという場合、その活動は現在の勤務先の職務としてのものではなく個人としてのものになります。

前職からの紹介など特殊な事情がある場合は例外として、転職や就職の活動は基本的には個人として行うものであるので特に自分から名刺を出すという場面はないと言えるでしょう。