仕事をする場所がどこか

就職の際、場所の問題もある程度は考慮しなければならないものです。
通勤は毎日行う事になりますので、場所の問題は軽視出来ません。
仮にですが、片道一時間の所であれば一日二時間は交通の時間になります。

特に仕事のモチベーションが低いと、通勤時間が長い事が更なるモチベーションの低下を生み出す事になってしまうのです。
毎日満員電車に揺られてまで通う価値がある仕事なのかどうか。
毎日何時間も電車で揺られて面白いのか。

ともすると自分の人生とは一体何なのか。
哲学的な考えにまで及ぶようなケースも出てきます。
通勤が楽であれば楽であるほど、仕事だけに集中する事が出来る環境になります。

場所の問題は大きい

例えばですが、会社の目の前に住んでいる人であれば交通面の事など何ら考えなくて良いのです。
それこそ終電がどれくらい過ぎていても家にいつでも帰宅する事が出来るのですから、余計な事を考えずに仕事だけに集中する事が出来ますが、片道二時間の人は終電から逆算して帰宅可能時間を割出、その時間までに退社しなければ帰宅する事が出来なくなってしまうのです。
ただでさえお仕事はいろいろと大変なものですが、通勤面の事まで考慮しなければならなくなってしまうのです。

自分にとって負担ではないかどうかはとても大切になりますが、場所の問題は自分の通勤の問題だけではありません。
極論ではありますが、社会人になれば会社の近くに引っ越す事だって出来るのですから会社からの距離はある程度は考慮すべきではありますが絶対ではありません。
ではどのような意味での「場所の問題」かと言えば、会社がどこにあるかによってどのような仕事なのかが決まってくるのです。

例えば地方にある会社の場合、素晴らしい技術を誇る会社であってもわざわざそこまで取引に行くメリットがあるかどうかはどうしても考えてしまいます。
反対に近場であればすぐにでも連絡を取る事が出来るのですから何かと利便性が良いのです。
業種によってどこが素晴らしい立地なのかは異なりますが、自分が住んでいる場所と会社の場所の距離の問題だけではなく、会社の立地そのものもとても大切になってくるのです。

経済力が垣間見える

例えば経済力も見えてきます。都心のど真ん中にあるような会社の場合、テナント料金や自社ビルであってもその場に居続けるだけでもそれなりの出費を強いられる事になります。
つまり、そこに居続けるという事はそれなりに利益を出している事になります。

この点でも立地の問題はとても大切なシンボルになってくるのです。
このように、仕事先を決める上で立地は実は小さくない様々な影響が出る部分ですので、こちらもまた、決して疎かにする事は出来ない部分です。
しっかりと考えましょう。