業界・企業研究のポイント

業界や企業の研究を進めること

就職活動をするうえで、業界を知り企業を知ることは重要な意味を持ちます。
何も知らない状況では、仮に就職できたとしても、その先うまくいくわけがありません。
表面上だけではなく、その企業が業界内で持つポジションや、状況などに関しても知っておくことが必要になるのです。

業界研究は、景気の動向を知ることでもあります。
今後の成長ということも知ることができますので、自分が就職できた後の将来性も分析することができるのです。

企業研究ということを考えれば、どんな仕事をしているのかということが重要となるでしょう。
先入観で考えるのではなく、客観的な視点で分析することができれば、ミスマッチを減らすことができます。

どちらも、今人気だからいいわけではありません。
自分が勤めると仮定したとき、いったいどうなっているのかという未来予測も考え行っていくことが重要なのです。

業界には相互に関連性がある

業界という枠組みを考える場合、産業の分類で考えていくことになるでしょう。
金融業界や商社、流通、情報通信といった業界のほか、サービスや生活関連、機械、建設など、多岐にわたってきます。
ここで忘れてはいけないのは、各業界の動向を知るだけではなく、つながりがあることも忘れないということです。

業界は一つの枠組みではありますが、他の業界の影響も受けます。
鉄鋼業界の動きは、機械産業に関連していることがあります。
建設業界は、サービス業や流通にも影響を受け、他の業界が元気にならなければ、建設業は自然と落ち込んでしまうのです。

関連性も考えていくことができれば、業界の研究は精度を上げることができるでしょう。

企業研究は情報の整理を

企業の研究をするうえでは、情報を整理しておくことが大切です。
売上高や資本金といった企業規模に関するデータや、理念や社風といったその企業にしかない情報を整理することが大切です。
その上で、募集要項や待遇面を明確にしとくと、整理しやすくなっていくでしょう。

最近では、障がい者雇用に力を入れているところもありますので、そういった状況も加味しておくと、企業の姿勢が見やすくなります。

別途整理しておく必要がありますが、志望理由も付け加えられるようにしておくといいでしょう。
理念や社風とともに、自分の考えを照らし合わせることができるようになります。
ただし、具体的に書かなければ意味をなさないため、いったん整理してから書き加えていくとわかりやすくなるでしょう。

セミナーなどの情報も記入しておくと、整理しやすくなっていきます。
こういった情報は、更新されて当然ですので、どんどん新しいものを作っていくべきです。
実際に面接試験などでは、整理された研究シートを直前に読み直してみると、企業の再確認にもなりますので、しっかりと作りこんでおくといいでしょう。