好きなことより得意なこと

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自分の能力を生かすということは

日本の社会も能力重視となり、終身雇用の形が崩れてきました。
その中で、自分の能力を生かした就職ということが重要視されるようになってきているのです。
安定を考え、長く勤めることが大切なことであると以前は考えられてきましたが、能力重視となり力がなければ長く勤めることもできなくなっています。

能力ということを考えれば、自分自身が興味のあることを仕事にするという方向性があるでしょう。
好きこそものの上手なれという言葉もあったりしますが、これだけではミスマッチを起こしてしまうことが出てくるのです。

興味は自分を欺く方便であることもある

興味があることは、自分自身の才能と直結するわけではありません。
好きなだけで、才能も能力もあるとは限らないからです。
これでは、就職ということに関しては、プラスに傾くことはないでしょう。

もちろん、興味のあることと才能があることが一致するのであれば問題はありません。
しかし、そういった人は一握りなのであり、そうそういるものではないでしょう。

興味があると思っていることも、自分自身を欺きそう思うことで自分を救済させようとしていることもあります。
何も興味がないという状況は、精神的にもマイナスでしょう。

その状況から自分を救うために、興味があると思い込んでしまうことがあるのです。
この状況で興味があるということだけで仕事に就けば、精神的挫折は火を見るより明らかです。

興味があることよりも、自分の才能を分析し、得意とすることを中心に据えていくことが重要となるのは、こういった点からです。
これは結果としてやりたいことが見つからないという人でも、その先をはっきり考えていくことができるようになります。
得意なことは外側にあるわけではなく、自分の内側に存在するものなのですから、しっかりと分析することができれば、どんな人でも、どんな企業が向いているのかわかってくるのです。

成功へも近づいていく

自分が才能をあることを仕事としていくと、成功にも近づいていきます。
これは、企業が求めることでもありますし、周りからも期待されるようになるからです。
失敗というリスクも、得意とするものであればかなり下げることができるでしょう。

やがて、自分に求められることは、心理的にもプラスに作用してきます。
上手にできることですから、長期的視野で見ても活躍できることは間違いありません。
モチベーションもアップさせることができ、実績も残していくことができるようになるでしょう。