具体的なエピソードを交えてアピール

ノートとペン

自己PRで使うエピソードの選び方

面接で必ずと言っていいほど聞かれる自己PR。
「そうはいっても自己PRになるようなエピソードなんて無い…」と頭を悩ます人も多いのではないでしょうか。

ですが、高校・大学に通っているなかで自分の強みとなる経験・出来事が何一つなかったという人はいないに等しいです。
自己PRにつながるようなポイントをきちんとつかめば、すらすらと書けますよ。

体験した出来事を一つひとつ紙に書きだす

自己PRにつながるエピソードを選ぶには、これまで体験した出来事を一つひとつ思い出すことが重要です。
頭で思い出すのではなく、その出来事をできるだけ細かく書き出してみましょう。書き出すことで思い出せなかった記憶も次第にクリアになるかもしれません。

次に書き出した出来事を、頑張ったこと・成功体験・継続中の内容・積極性につながる面などを分類してみましょう。分類することで「自分はこういう人だ!」という具体的な人物像を描けます。

良い思い出・悪い思い出両方書き出す

重要なのは、良い思い出だけでなく、悪い思い出も書き出すこと。
悪い思い出や失敗談などは、思い出したくないぶん無意識に避けてしまいがちです。
むしろ良いことより、悪い記憶のほうが鮮明に思い出せるという人もいるかもしれません。

実際の面接では、この失敗体験をただ単に話すのではなく、その体験を通して何を得たか一緒に伝えると、企業はあなたという人物を評価しやすくなります。

自己PRを考えるときの注意点

誰もが面接をする際に「企業に良い印象を持ってもらいたい」と考えます。ですが、自分を過剰によく見せようとするのはNG。
ここでは自己PRを考える・伝えるときの注意点をお伝えします。

嘘をつくのはNG

これは基本的なことですが、嘘をついてはいけません。その場では高く評価されるかもしれませんが、後々自分の首を絞めることに。

「○○できる?」と聞かれて「できます!」と即答したら、入社後全然仕事に就いていけなかった…なんてことになりかねません。そもそも面接官は多くの学生と面接をするプロなので、嘘をついたところですぐにバレるでしょう。

淡々と事実だけを伝えない

部活経験・学生生活のなかで「これだ!」と思える自己PRを淡々と伝えても、相手には響きません。面接官としては「ではその経験は会社にどうやって活かすの?」と思ってしまうからです。

面接官が求めているのは、心に残る経験談ではありません。「経験を得たうえで、入社後どのような貢献ができるか」を判断しているのです。経験談を伝えるのはもちろんのこと、自分を雇った際のメリットも伝えられるように作成しましょう。

強調したい強みを見つける

自己PRを書きだすなかで、とくに強調したい強みを見つけましょう。
「色々エピソードはあるけど、いざ面接官に質問されるとうまくまとめられなかった…」ということも無きにしもあらず。

複数のエピソードのなかから、とくに自分が印象に残っていること、自分の強みを見いだせる経験かも確認しつつ、練っていくことをおすすめします。