リクルーターと話す際のマナー

近年ではリクルーター制度で学生を囲い込もうとしてくる会社も増えています。
リクルーター制度とは、簡単に言えば企業側の学生囲い込みの一種です。
企業側とて良い人材を確保したい思いがありますが、就職活動の場合企業は受け身です。

応募してくれた学生の中から選考するという事は、応募してくれた学生以外を選ぶ事が出来ません。
ですがリクルーター制度を用いる事で応募してきていない学生にも声をかける事が出来ます。
その際は「リクルーター制度ですが」などと声をかけてくるような事はありません。

心構えです

「質問会がある」「意見交換会をしたい」といったように、あくまでもちょっとしたお話をするだけといった体を装っていますので学生はまさかそれがリクルーターだとは思わず、無碍に扱ってしまったがためにせっかくのチャンスを台無しにしてしまうケースもあります。
そもそも、就職活動中は何処の誰から電話がかかってくるか分かりませんので、知らない番号からかかってきたからといって無視をしたり無碍にしたりすると、結局自分自身の可能性を狭めてしまう事にさえなりかねません。
そのような事にならないためにも、どのような電話にもしっかりと応対する事が求められるのですが、リクルーターらしき人間からの電話の場合にはまずは普段よりも明るい声、いつもよりもワントーンくらい明るい声が理想です。

ここが大きなポイントでもあるのですが、リクルーター制度は決して説明会からスタートするのではありません。
その電話の時点で既にリクルーター側の取捨選択は始まっているのです。
見知らぬ電話に対してあからさまに怪訝な声を出すのか、あるいはそれでもまずはしっかりと応対が出来るのかどうか。その点が試されているのです。

マナーが問われる

そして次に求められるのは「もしもし」という応対に関してですが、電話応対では決して珍しいものではありません。誰もが電話に出ると反射的に「もしもし」と答えるのではないでしょうか。
ですがこれも、ビジネスマナーとしては実はNGなのです。
ですからリクルーターからの電話には「もしもし」ではなく、「はい、○○です」と取り次ぐ事が求められるのです。

このように電話を取る事が出来れば相手に対して良い印象を与える事が出来ます。
リクルーターとしても、不意な電話なのにしっかりと応対出来る人間だと思うものです。
そして日時や場所が出たら復唱するようにしましょう。

復唱する事は失礼な事でもなんでもなく、むしろビジネスマナーになりますから実は好印象を与える事が出来ます。
このように、急な電話であってもビジネスマナーを弁えているのだという姿勢を出す事でリクルーターに良い印象を与える事が出来るのです。
これらの最大のポイントは油断しないという点に尽きます。