自己分析の基本

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自己分析をすることの意義

就職活動をするうえで、自分という存在と向き合って、分析していくことが重要です。
働きはじめたら、実は自分とは全く合わない企業でミスマッチを起こしてしまったりすることは珍しくありません。
そうならないためにも、自己分析を進めていくことは、新卒であっても転職であっても重要なこととなるのです。

自分自身のことは自分が一番知っているはずではありますが、意外と客観的に見ることができていないケースもあるでしょう。
これは、明確に分析を進めないからで、客観視しているつもりが主観でしかないからなのです。

メジャーなSWOT分析を活用する

自己分析はいくつかの方法があります。
まずは、自分の強みと弱みを考えてみましょう。
客観視するためには、強みだけではなく、弱みを知っておくことが大切だからです。

有名なところにSWOT分析があります。
自分の中にある内部要因と、自分以外の外部要因に分けながら強みと弱みを出していきます。

下記のようなサイトを活用してみるといいでしょう。
参考:個人のSWOT分析「SWOT分析講座」

その隣には、機会と脅威を書き出していきます。
チャンスとリスクという言葉に置き換えることができますので、企業用の分析方法も参考にしてみるといいでしょう。
参考:SWOT分析の手順「SWOT分析とは」

自分自身の棚卸とは何か

SWOT分析を進めるためには、自分というものを知らなければいけません。
そのためには、自分自身の棚卸を進める必要が出てきます。

自分自身が今までどんな活動をしてきて、どんな結果を得たか。
知識や経験はどこまで持っているのか、自分の資産として形成することができているのか、周囲からの評価はどうなっているのかを書き出していきます。

こうした棚卸をしていくと、SWOT分析は自然と出来上がっていくのです。

リクナビの3つの輪の理論

SWOT分析を一歩進めていくと、様々な分析ができるようになります。
就活ということでは、リクナビが進める3つの輪の理論というものもあります。

want・can・mustという3つの分析から進めていきます。
wantは自分のやりたいことです。
どんなことをしていきたいのかを考えると、目標とする企業像が見えてくるでしょう。

canは今の自分ができることです。
知識や経験から導き出されることで、棚卸を進めていれば、明確にわかる部分といえるでしょう。

mustは、入社後に求められることとやるべきことになります。
ターゲットになっている企業単位で変わることで、やりたい仕事という形に置き換えることもできるでしょう。

この分析の優れたところは、過去のものは過去のものとして、現在進行形として書き換えていくところです。
知識や経験が増えれば、やりたいこともできることも変わっていきます。
その結果、やりたい仕事も見えてきます。

過去のものはそのままとっておき、常に新しい分析を作っていくことで、自己分析の制度が高まっていくのです。
このようにして、自分が実際に何をやるべきか、やりたいと考えているのかなどを自己分析することができます。
将来どうしたら良いのかわからないと壁にぶつかってしまった人は、まず自己分析をするところから始めてみてはいかがでしょうか。