就職浪人は不利?

近年では就職浪人は決して珍しくないものになっていますが、就職浪人は就職活動に於いて不利になってしまうのではないかと心配している人も多いのではないでしょうか。
何せ浪人、つまりは前年に就職を決める事が出来なかったのですから、会社から大した人間ではないだろうと思われてしまう可能性があると危惧する人もいるかもしれませんが、就職浪人に関しては自分次第です。
就職浪人そのものは珍しいものではなくなってきているのですが、就職浪人をどのように扱うのかが問われているのです。

就職浪人したものの、次の年には奮起一流企業に入社する事が出来た学生は枚挙に暇がありません。
一方で、二年目も思うような結果を残す事が出来ず、ともすると二年連続で就職浪人となってしまうのではないかという学生もいるのですが、その差はどのような点にあるのかと言えば出身校だとかではなく、結局は学生自身次第になるのです。
就職浪人してしまった事をバネに、自分自身に活を入れて一年間しっかりと頑張って来た人間と、何もしなかった人間とでは就職浪人の重みが変わってきます。

なぜ浪人したのか

就職活動で面接まで進めば、就職浪人の事を聞かれるのは明白ですが、そのような時にどのような返答が出来るのか。
「就職浪人してしまった自分を悔いて資格を取得しました」という学生と「就職浪人して他にやる事がないので一年間暇をしていました」とでは、企業の人事としても印象は大きく異なります。
同じ就職浪人生ではあっても中身が全然異なるのです。

確かに就職浪人は本来であれば就職を決めなければならない年に就職を決める事が出来なかったという事実はありますが、少子高齢化も進み、一年程度のブランクなどあまり気にしない企業も増えています。
それこそ就職浪人した学生と一年浪人した学生であれば年齢は同じです。
企業側としては、就職浪人をしてしまった理由など別に良いのです。

就職浪人の理由

就職浪人してしまった事実をどのようにして糧にしたのかを聞きたいのです。
結局の所就職浪人をバネにして一年前の自分よりもステップアップして自信を付けているのであれば、就職浪人は何ら不利なるような事はありませんが、就職浪人した一年間何も上積みがなされていないようであれば就職浪人は余計マイナスに思われてしまいます。
つまり、就職浪人をどのように思われるかなのです。

「就職浪人しているって聞いたけど雇いたい」と思われるか「就職浪人するのも分かる。
うちでは雇いたくない」と思われるかという事になってくるのです。
就職浪人してしまったといっても、まだまだその程度の一年間は十分に挽回する事が出来ますので、自分自身をしっかりと向上させていれば決して不利になるような事などないのです。