就職イベントを活用しよう

就活イベントは新卒向けのものだけではない

就職難と言われている現在ですが、その半面で企業の多くは少子化による人材不足に陥っています。
特にここ近年では退職を抵抗なく行う若い世代が増えてきていることもあり、できるだけ長く勤務をしてくれる優秀な人材を確保するために企業の多くはかなり尽力をしています。

日本的な就職活動は新卒一括採用が代表的ですが、最近ではそうした一括採用では十分に人材を確保することができないという問題も生じてきており、新卒以外の優秀な人材を確保するための説明会も数多く開催されています。

求職者のためのイベントとしてまずあげられるのが「会社説明会」です。
会社説明会ではITや流通など特定の分野で複数の企業が集まり、それぞれのブースで求職をする人からの相談を受け付けるようにしています。

こうしたイベントでは新卒者向けのものが一般的ですが、あえて新卒者をターゲットにしないイベントもよく行われるようになっています。
会社説明会のよいところは、それまで興味はあったけれども実際にはどういったスキルが必要でどんな人材が求められているかということを把握することができるという点です。

第二新卒でも引け目に感じることはありません

新卒をターゲットにしない会社説明会のうち、最も回数が多いのはいわゆる「第二新卒」のためのイベントです。
第二新卒とは新卒として就職をしたものの数ヶ月で退職してしまったという人を対象にしたもので、最初の就職で失敗した経験をもとに本当に自分にあった職種は何かということを探していけるというところにメリットがあります。

第二新卒と言われる人たちはともすると最初の就職に失敗している分自信を喪失しているということもあるのですが、企業にとってはせっかくの優秀な人材が一度の失敗でくじけてしまうというのは非常にもったいないことですので、積極的に採用をしていこうという姿勢が見られます。

会社説明会に足を運んでみることのメリットとしては、自分と同じような立場にある人が多く集まっている様子を見ることができるということです。
会社説明会では実際に第二新卒で就職をした先輩が相談に乗ってくれるなどの配慮もあるので、今後の自分のキャリアパスを確認するという意味でも非常に有用です。

先入観を捨てて新しい分野に飛び込むのもおすすめ

もし新しい就職先を探して就職イベントを利用するなら、最初に持っていた先入観はなるべく捨てて全く違った業種や業界に入っていくということもすすめられます。

学生時代の就職活動ではどうしても理想が先行してしまうことがあり、そのために実際に入社したときのギャップに苦しむということがあります。
案外それまでノーマークであった業界に入ってみることで自分の新しい可能性を発見することもできるので、どんどん未経験の分野の説明を聞きに行ってください。